豆まきの歌の歌詞と起源について
豆まきというと、2月に
『鬼は~そと~。服は~うち。』
という掛け声のもと小さな子供達が
豆をまいている姿というのが
すぐに思い浮かびますよね。
日本では、平安時代。
およそ900年ごろから節分の儀式というのははじまったと言われていて、
その元となった儀式は『追儺』とよばれ、
今でも神社等の節分会では、この追儺の儀式が行われています。
そういった中で、いつの頃からか、節分の歌というのも広まりました。
ほとんどの方が節分の歌というとパッと思い浮かぶことでしょう。
今回は、この豆まきの歌の歌詞と起源についておはなしをしておきましょう。
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『豆まきの歌の歌詞』
童謡としてほとんどの人が知っている豆まきの歌の歌詞は
鬼は外。福は内。
パラッ。パラッ。パラッ。パラッ。
パラッ。パラッ。パラッ。パラッ。
豆の音。鬼はこっそり逃げていく。
鬼は外。福は内。
パラッ。パラッ。パラッ。パラッ。
パラッ。パラッ。パラッ。パラッ。
豆の音。はやくお入り福の神。
これが豆まきの歌の歌詞になります。
『豆まきの歌の起源』
まず、上記に書いた豆まきの歌の歌詞ですがこれの起源は、
昭和の時代に童謡として発表されたもので、
豆まきそのものの歴史を考えると新しいものになります。
これが幼稚園や保育園で歌われたことで、
多くの人が豆まきの歌としてこの歌を知っているということですね。
ちなみに、鬼は外福は内。という文言の起源は、
1447年と言われていて室町時代に瑞渓周鳳(ずいけいしゅうほう)が
記した書物には記載されているということです。
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『まとめ』
よく知られている節分の歌の歌詞と起源ということについては
昭和の時代ということですが、鬼は外。福は内という文言自体は、
900年から続く鬼払いの儀式の中で、およそ500年かけて登場したということですね。
これが日本全土に広まったという起源を考えるのでしたら
江戸時代のはじめには節分の豆まきという風習が広まっていたと記されています。
参考になりましたでしょうか?今ではあたりまえの『鬼は外。福は内。』
という掛け声も始めの頃から言われていたというわけではないということですね。
動画再生時間:00:49
出展元:https://www.youtube.com/watch?v=tN3wkS4i6lM
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