札幌雪まつりの由来と起源とは？

毎年、年があけると、北海道、札幌の
お祭りについてのニュースが
全国的に流れるようになります。

札幌雪まつりというと、大きな雪の像がメインで
本当にきれいな雪景色を楽しむことができる
というのが有名です。

あの雪の像も１週間やそこらでできあがるのではなく、
１か月以上をかけて雪像の制作というのはなされます。

ですからデザインの段階から考えると秋口には
すでに準備をはじめているということですね。

日本を代表する雪祭り「札幌雪まつり」は
世界でも今ではよく知られるようになりましたが、
この札幌雪まつりの由来というものをご存知でしょうか？

日本人でしたら、知っておいて損はないと思いますから、
札幌雪まつりの由来とはどんな感じなのかということをご説明しておきましょう。

札幌雪まつりのはじまり…由来

札幌雪まつりは1950年に第一回の雪まつりを開催しており、
今のように大規模な雪の像が制作されていたというわけではなく、
市内の中学生、高校生が制作したものを展示していたという小規模のお祭りでした。

今では期間中200万人が訪れる雪まつりであることを考えると
非常に小さな規模でお祭りが開催されていました。

札幌雪祭りそもそもの起源というのは他の地方のお祭りと同じように、
地方自治体と観光協会が主催する形で企画がねられたことが発端になります。

北海道では戦後の復興が遅れており、
戦前に行われていたお祭り等が途絶えてしまっている状態で、
これをなんとかしなければいけないと考えた地元の観光協会、札幌市が
お祭りとして企画したのが「札幌雪まつり」の始まりとなりました。

1960年代になると、北海道の戦後の復興の象徴のように「札幌雪まつり」は語られ、
今では240万人程度の来場者が１年に訪れるようになっており、
札幌雪祭りは日本有数のお祭りとなっています。
　

札幌雪まつりの雪像の変遷…起源

毎年のように札幌雪祭りでは
「雪像」のクオリティが上がっていると同時に、大きさも巨大化していっていますが、
この札幌雪祭りの起源ということをお考えになったことはありますでしょうか？

まず、当時の雪像は今のように
クオリティが高く、大きなものではなく、
地域の中学生・高校生が制作していたそうです。

しかし、現在制作されている雪像のほとんどが
「陸上自衛隊」が制作しているということはご存知でしょうか？

元々学生が制作していたのが札幌雪まつりの雪像の由来なのですが、
第6回の札幌雪まつりに自衛隊が参加し10mのマリア像を製作したことが話題になり、
それからノウハウが蓄積されたことで、
大規模雪像のそのほとんどが自衛隊が製作するようになっています。

なお10メートル以上の巨大雪像を制作したのは自衛隊が初めてだ
というようなことが語られることが多いですが、
大規模雪像を定着させたのは自衛隊で間違いありませんが、
初めて10メートル以上の雪像を制作したのは札幌工業高等学校で
１５メートルを超える雪像を制作したそうです。（第4回札幌雪祭り）

Sapporo Snow Festival – Yuki matsuri