メニエール病と突発性難聴の違いは？

耳に関する病気として、
『メニエール病』や『突発性難聴』という病気は
芸能人の方がかかったというような
報道がなされることが多く比較的よく知られています。

しかし、

ニュース等でささっと紹介されて終わることが多く、
『メニエール病』と『突発性難聴』の違いがよくわからない
という人も多いでしょう。

このメニエール病と突発性難聴の違いはどんなところにあるのか？
ということを書いておきましょう。

『メニエール病と突発性難聴の違い（症状編）』

メニエール病の症状は
「めまい、耳鳴り、耳閉感、難聴、吐き気」
こういったものが代表的です。

一方で突発性難聴の症状は「耳鳴り、耳閉感、難聴」これらが知られています。

これをみてもわかるように、メニエール病と突発性難聴は症状がよく似ています。

しかし、

症状で大きく違う点に「めまいの回数」があります。

メニエール病の場合にはこのめまいが何度も、
そして長ければ半日程度続きますが、
突発性難聴は始めに強いめまいが起きるだけであり、
繰り返しめまいが起きるということはありませ。

『メニエール病と突発性難聴のメカニズムの違い』

まず、メニエール病というと『内リンパ水腫』という
水腫を原因にして発症しており、薬でこれを小さくしたり
外科手術でこれを取り除いたりということで
回復させることができる可能性があります。

一方で突発性難聴というのは原因がわからないということが
一番の特徴であり、様々な可能性を除いた先に診断されるのが
突発性難聴となります。

ただし、原因はわかっていないが、ステロイドが効くということから
感染症の一種ではないかとも突発性難聴はいわれています。

『メニエール病と突発性難聴の治療の違い』

メニエール病ですと、水腫を小さくする薬等を使って治療する
ということや外科的手術、ステロイド剤の使用というように
ある程度選択肢がありますが、突発性難聴となると、
ほとんどの場合ステロイド治療が選択されることになります。

※メニエール病について