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【葬式のマナー】親族として参列する際のポイント

   

親族として葬儀に参列するという機会は
そうそうにありませんし、
あっても困ってしまうものですが、
一通りのマナーを知っておくのは必要です。

急に親族が亡くなってしまったとなれば、
頼りになる身内は全て慌てていますから
ある程度は流れと自分の立場や動きを
把握しておくとスムーズですね。


おおまかな流れや、内容は葬儀会場の担当者や、
僧侶(神式ならば宮司)が説明してくれますので、
わからない事などはその場で聞いてみても
マナー違反にはなりません。

今回は、この葬儀、葬式の際のマナーについて
書いていこうと思います。


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親族の服装


遺族は正装になりますが、親族は遺族を超えてはなりませんので略装で十分です。


親族の香典


親族とはいえ香典は必要です。
自身と故人の関係や縁などを考慮して包みます。


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親族の供物


会場の形式の都合もありますので
親族に希望を聞いてみても良いでしょう。

一般的に遺族以外は子孫や、親族、故人や喪主や施主と
縁の深い方がお花や花輪等の供物を調達します。

会場に依頼するか、自宅葬などの場合は
花輪を扱う店舗等で配置から片付けまで行っていただけます。


葬儀当日


一般的に開始時刻の約30分前から受付をしていますが、
お手伝いをするような近い親族の場合には
予め遺族に集合時間を確認
した方が良いでしょう。

葬儀が始まりましたら祭壇向かって右側の列に座ります。

前から遺族、親族と続きますので
遺族の為に前方は空けておくと良いでしょう。
(会場担当者の指示に従って着席されると間違いがありません。)


お通夜・葬儀(告別式)


お通夜では僧侶の読経の後、ご焼香があります。

遺族、親族、関係者、一般の順にご焼香となります。

会場担当者の指示に従い順番にご焼香していきます。

ご焼香の仕方は立礼、座礼、回し焼香とありますが、
一般に会場等で行う葬儀では立礼が多いです。

仕方はみなほとんど同じで、祭壇前まで行き立って行うか、
祭壇まで行き座って行うか、祭壇まで行かず、
焼香用の抹香が回って来たらその場で行うかの違いです。


まず、祭壇横に居る親族に一礼し、
右手の親指、人差し指、中指の3本で抹香を少量摘み、
それを額の高さまで掲げます。

その後、その抹香を香炉の上にパラパラと静かに置きます。

回数は宗派によって異なりますが、ご自身の宗派のやり方で構いません。

ご自身の宗派が明確でない場合には周りに習って行うと良いでしょう。

また、

会葬者が多い場合には時間の都合上、会場担当者から
一回でお願いします、という指示がある場合もございますので、
その場合はその指示に従って行います。


【神式】


神式ですと、お焼香ではなく玉串奉奠(たまぐしほうてん)と言って
榊に紙垂(しで)という紙のついた物を祭壇に捧げます。

玉串は宮司が一人ずつに直接渡してくれるので
受け取ったら順番を見計らって奉奠します。


玉串奉奠の場合は、宮司が持ちやすいように向けて
渡してくださいますので、宮司に向けて一礼をしてから、
右手の手のひらを下向きに枝側を取り、
左手は手のひらを上向きに葉側を支えるように持ちます。

その後、祭壇前まで行き、祭壇に向けて一礼し
枝側を手前に持ってきて縦に持ち替えます。

次に枝側を左手で持ち右回りに半回転させ、
枝側が祭壇に向くようにしてから玉串を置く台に置きます。

その後、正面を向いたまま2.3歩後退し、祭壇に向かって二回お辞儀、
二回の柏手をしますが、この時の柏手は忍手(しのびて)
と言って音を出さずに、つまりたたくフリをする状態にします。

その後、一礼し席に戻ります。

これは二礼二拍一礼と覚えると良いでしょう。


【最後の流れ】


皆が終わると喪主の挨拶があり、
お通夜ではその後に通夜振る舞いと言って会食となります。

葬儀の場合には喪主の挨拶の後に出棺になりますが、
出棺の際には親族男性が棺を運ぶお手伝いをします。

火葬、骨あげと続き、全てが終わると精進落としと言って会食になります。
(またはお斎(とき)、神式では尚会(なおらい)と言います)


流れはこのようになりますが、予め知っておくと
自分が次に何をしたら良いのかわかりやすくなります。

全てをたたき込んでおく必要はありませんが、
こういったフォーマルな席では余裕を持って
行動できた方が何かと便利ですね。


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 - 葬式

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