メニエール病治療の内容と治療方法とは？

近年、難病の中でも
一般の人に広く知られるようになった病気に
「メニエール病」という耳に関する病気があります。

報道等では激しいめまいが特に症状としてひどく、
この回転性の激しいめまいは半日以上続き、
仕事や学校どころではなくなるというように報道されています。

一般にこの病気が知られるようになったのは
昨今報道があった今井翼さんのメニエール病発症ということが大きいですが、
昔から難病の一つとしてこのメニエール病は知られていました。

しかし、

最近ではその症状のひどさというものばかりがクローズアップされていて、
中にはもうメニエール病になってしまうと一生まともな生活はおくられない
というような変な誤解をしている人がいるようです。

これは間違った知識ですから、メニエール病治療の内容と治療内容とは？
どんな点にあるのかということを参考程度に書いておきます。

メニエール病の治療(概要)

まず、メニエール病の治療ではどんなアプローチがなされているのかというと、
病気の原因である耳の中にある「内リンパ水腫」を小さくする薬物治療。

そして大きくなってしまった「内リンパ水腫」を切除する外科手術、
これが基本になります。

メニエール病の治療（その他の治療方法）

前述したのは内リンパ水腫を無くす、そして小さくする
ということを目的にした治療になるのですが、それ以外にも
メニエール病はまず症状が強いということが特徴ですから、
この症状を和らげる治療というものが必要になります。

難聴を緩和させるために「ステロイド治療」が選択され、
めまいを緩和させるために抗生物質が使われ、
症状全体の緩和を目的に利尿剤といったものが処方されることになります。

これらの症状緩和のための薬物は少なからず副作用があり、
ステロイドの副作用はすでにご存知のことかと思いますが、
他の薬物も副腎皮質に関する疾患や、
腎不全といった病気のリスクを高めるといったことが知られています。