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果糖の成分は?

      2014/10/01

最近、身体にいいのか?身体に悪いのか?
ということで結構議論が大きくなっているものに
「果糖」があります。

世界的に朝食は果糖が多く含まれる果物だけ
というようなことがブームになっていますが、
これについては警鐘を鳴らす学者さんも多く
一般の人には、よくわからないという状況になっています。



これは、判断基準が難しいという一言につきるのですが、
成分の情報を知っていないと理解することができないので
「果糖の成分」についてお伝えしていこうと思います。


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果糖の基本


日本では果物に含まれているのが果糖で、
ごはんに入っているのがブドウ糖

そして調味料として果糖とブドウ糖両方の性質を持ったもの
それが、砂糖
であるというように説明がなされます。


学術的には果糖はフルクトースといい、
同じ糖類の中で最も水に溶けやすいと言われています。

果物がジューシーで甘いというのはこれの影響ですね。

果糖そのものの甘さも砂糖よりもあまいとされていますから、
甘味成分としては合成フルクトースが世界的に利用されています。


フルクトースの成分上の特徴


他の糖類と比較してお話ししましょう。

まず、果糖のみを考えると、
血糖値を上昇させない糖類ということで、
高血圧の人でも甘いものが食べられる!

と、このように紹介されることがありますが、
果糖も1日の摂取量を超えて過剰に摂取してしまうと、
中性脂肪の増加や動脈硬化のリスクが強くなる
と言われているのです。


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満腹中枢



「そうはいっても果物だしそんなにたくさん食べないよ。」
という方もいますが、果糖の成分上の特徴として、
インシュリンを生成しないため、
満腹中枢を刺激ないという特徴があります。

そのため、いくら食べてもお腹いっぱいにならない、
というのが果物
なんです。

食べることによって得る満腹感と違い、
胃に入る物理的な量で満腹感を得る
という状態まで食べると食べ過ぎ
になります。

これは甘いものは別腹というようなことが語られる
一つの要因ともいえるでしょう。



さて、今回は果糖の成分についてお話ししましたが、
参考になりましたでしょうか?

何事も適度な量にということですね。



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 - 果糖

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