イタリアのバレンタインはどんな日？

日本のバレンタインは独特だ。

このように語られることも多く、
テレビ以外の立ち話でも
日本のバレンタインはおかしい。

こんなお話しを聞く機会が多いですよね。

しかし、

独特だということは知っていても、どんなふうに独特なのか。

そして、外国のバレンタインは実際問題どんな感じなのか
ということまで理解している方はあまりいないでしょうから、
今回はイタリアのバレンタインはどんな日なのか？
ということを書いておきましょう。

イタリアのバレンタイン：過去

イタリアですから、バレンタインの日の本場といってもいいでしょう。

ローマ帝国時代の聖職者である
ヴァレヌンティウスが活動していた国ですからね。

では、イタリアのバレンタインはどんなことが行われているのかというと、
まず日本との大きな違いとして「男女差」がないということ。

日本では女性が男性にというのがバレンタインですが、
イタリアではこういった差がなく、
男性も女性も恋人の日としてバレンタインを祝います。

まず、イタリアや西洋圏ではルペルカーリア祭というものが
古代ローマの時代から行われていたのですが、
元々、愛や豊作の神のための祭りでした。

これが、ヴァレヌンティウスの行動等から、ローマの神々の祭ではなく、
キリスト教色の強い祭に変化したと言われています。

イタリアのバレンタイン：現在

現在、イタリアではバレンタインがどのようにすごされているかというと、
「花束を贈る」、赤いバラの花束を贈るというのが定番ですね。

それ以外には宝飾品。日本では
クリスマスに男性が女性に宝飾品を贈るということが多いですが、
イタリアでは、バレンタインに宝飾品を贈るということが多いようです。

それ以外にも下着や香水といったものを贈るというのが多いそうですね。

では、チョコはどうなのかというと、
これについては日本独自の文化であり、
西洋では全くそのようなことは行われていない
というようなお話しがされることがありますが、
イタリアでもバレンタインでチョコをあげるという文化がない
というわけではありません。

ただ、日本のようにチョコをあげるということに限定されていないだけで
チョコをプレゼントするということはかなりの頻度である
ということはぜひ知っておきましょう。