成人式とは？

日本における冠婚葬祭として
代表的なものをまず紹介しておきましょう。

「冠」　成人式ですね。
「婚」　婚姻の儀式（結納・結婚式）
「葬」　葬儀
「祭」　これが一番イメージしにくいですが、お盆や一周忌等の法要のことをさします。

祭りを普通の祭りと思っている人も意外に多いでしょうね。

これを見ても分かるように人間が生まれてからの主要な転換点
というのを儀式として行うというのが冠婚葬祭です。

今回は、「成人式とは？」
ということについて記載しておきましょう。

『成人式の意図』

現在では、成年に成人式の話を聞くと、
「御祝いをたくさんもらえる日」
「高校を卒業してはじめての大きな同窓会」
このようなお話しが出ることがあります。

しかし、

成人式というのは、20歳になり、
自分が大人になったということを自覚するための儀式であり、
御祝いをもらう日でもなければ同窓会をする日でもありません。

これから大人であるということを自覚して
どう行動するかということを考える日である
というのが成人式の本来の意図になります。

お酒を飲めるようになる、タバコを吸えるようになる
というようなただ制限が解除される日ではない
ということは把握しておきましょう。

『成人式の概要』

基本的に、１月の第二月曜日が成人の日であり、
多くの自治体がこの期日に成人式を自治体で開催しています。

ただし、豪雪地帯や一部地域では、
出席しやすいお盆に成人式を開催するというところもあります。

『成人式の場所』

基本的に、市・区・町・村内の大きなホールで開催されるのが通常になります。

しかし、アミューズメントパークがあるような自治体だと、
そこで開催されるということが多くなっています。

・北九州市のスペースワールド
・浦安市のディズニーランド

といったものが代表的ですね。

『新成人問題（成人式）』

昔はなかったとは言いませんが、
近年は成人式で暴れるということが毎年のお約束
というようなものになってしまっていて、
２０００年代から成人式が成人式の役割を果たしていない
というようなことが盛んにいわれています。