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春一番は2015年にはいつ起きるのか?

      2015/03/06

季節の変わり目を知らせる気象現象、
これに「木枯らし」と「春一番」があります。

毎年、2月~3月になると、全国で春一番が吹いた
というようなニュースが流れることになります。


この「春一番」は季節の変わり目というだけではなく、
強風が吹くという特性上、事故の危険というのが大きくなる
という特徴があります。

過去を見てみると10名以上の方が無くなった、
海難事故や交通事故というのが発生しています。

すでにこういった情報をお持ちの方になると、
2015年の春一番はいつ起きるのか?こんなふうに疑問を感じていることでしょうから、
2015年の気象情報を中心にお話しをさせていただきたいと思います。


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2015年の春一番


すでに春一番がふいた地域があります。

2015年の2月21日に福岡年ではすでに春一番が観測されています。


過去数年を見てみると、3月に春一番がふくことが多かったのですが、
今年は2月に春一番が吹いています。


この春一番は、日本列島を見て行くと、
1月以上離れた期間に春一番が吹くというケースは少なく、
福岡で2月21日に春一番がふいていますから、
遅くとも3月20日までには春一番が吹く可能性が高いと言われています。

また、

春一番は、吹かない年というのもあり、2015年を見てみると、
3月20日まで春一番が吹かなかった場合には
もう今年は春一番が吹かないと思ってよいでしょう。


春一番の過去のデータ


参考までに過去の春一番のデータを書いておきます。
2000年代は、2000年に春一番が観測されておらず、
2010年代は2012年に春一番が観測されていません。

これを見ると10年に1度程度は
春一番が吹かない年があるようにもみえるのですが、
1990年代を見てみると1992年と1996年は春一番が吹いていません。


春一番が吹いた日というのも一定の法則があるわけではなく
2000年代は2月に春一番がふいたのは
2001年、2004年、2005年、2007年、2008年、2009年の6回で
それ以外は3月に春一番が吹いています。

では1990年代はどうかというと、1990年1991年1993年1994年1997年の5回、
2月に春一番が吹いており、3回三月に春一番が吹いています。


ちなみに春一番の観測がはじまったのは1951年であり、
一番はやく春一番がふいたのは2月5日で1988年のことらしいです。

一方で、遅く春一番が観測されたのは3月20日で1972年のことらしいです。


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春一番についてのあれこれ


一番最初に春一番は春の訪れを知らせる重要な気象現象である、
というお話しはさっきしましたが、同時に、
強風による事故というのも気を付けなければいけません。

春一番という言葉が公式に使われるようになったことの契機である
といわれている長崎県壱岐市での海難事故。

これは多くの犠牲者を出したということが知られており、
春一番による列車事故や看板が落ちたりして怪我をした
というようなことが春一番によって発生しています。


2月~3月の間で「今日はやけに風が強いな」
と感じる日があった場合には、屋外では十分に注意する必要があるでしょう。

同じように10月~11月の間に強い風が吹くことを「木枯らし」というのですが、
こちらは冬の訪れをしらせる風物詩であり、
こちらも強風が吹くことで知られていますから、
ニュース等で木枯らしというようなキーワードが出た際には
外出の際に気を付ける必要があります。


強風というと「台風」というようなイメージが強いかと思いますが、
台風と同じように、春一番や木枯らしといったものは
けが人を出すほどの強い風が吹く可能性がある
ということは知っておきましょう。


2015年各地域の春一番の予測


さきほど福岡ですでに春一番が観測されたというお話しをしましたが、
北陸地方でも今年は春一番が観測されており、2月22日に観測されています。

ですので、今年春一番が吹くのでしたら、
3月の初週か第二週までには春一番が吹くということが予想されます。

アメダスの風向・風速計を見るとよくわかりますが、
南からの強い風として青いやじるしや黄色いやじるしを確認することができますよ。


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