ひな祭りの歌の歌詞の秘密とは？

１年の中で女の子が主役になる年中行事
これに「ひな祭り」があります。

ひな祭りというと、
毎年のように１月末を過ぎたころから
「うれしいひなまつり」に
代表されるような歌が
色んな場所で流れることになります。

ひな祭りはおんなのこのためのお祭りであり、
いろいろな話が今日まで残っています。

そんな中の一つとして、ひな祭りの歌の歌詞の秘密とは？
どういった部分にあるのかということを書いてみたいと思います。

ひなまつりの歌の歌詞の秘密

「あかりをつけましょぼんぼりに・・・・」この歌詞はすでに語存意ですよね。

日本人であれば聞いたことがないという人はいないでしょう。

この最も知られたひなまつりの歌も発表されてから８０年以上がたち、
この歌にまつわる秘密というのもあまり語られなくなりました。

そこで「うれしいひなまつり」の歌詞の秘密についてお伝えしておきましょう。

まず、ひな祭りの歌の歌詞です。

あかりをつけましょボンボリに
お花をあげましょモモの花
５人囃子の笛太鼓
今日は楽しいひな祭り

お内裏さまとお雛様
２人並んですまし顔
お嫁にいらした姉さまに
よく似た官女のしろい顔

金の屏風にうつる灯を
かすかにゆする　春の風
すこし白酒めされたか
赤いお顔の右大臣

着物きかえて帯しめて
今日は私もはれ姿
春のやよいのこのよき日
なによりうれしいひな祭り

これがサトウハチロウさんが作詞した
「うれしいひなまつり」の歌詞になります。

ひなまつりの歌詞にある裏の意味

多くの方が、馴染みがある歌詞でしょう。

しかし、聴いていると、ひな祭りは祝いの日なのに、
何か物悲しい気持ちになってくる歌ではないでしょうか？

これは、曲調がまず、祝の曲に使われる曲調ではない
ということに起因するのですが、これは意図的にこういう曲調になった
と言われています。

どういうことかというと、この曲に出てくる「姉さま」
これが作詞家であるサトウハチロウさんの亡くなった姉のことを
考えながらつくった歌詞であったということが言われています。

のちのち、サトウ氏は、ひな祭りという日にそぐわない歌であったと
晩年まで後悔しつづけたということが言われています。