成人式が終われば誕生日が来てなくてもお酒は飲めるのか？

成人式に出席した段階で
「大人としての自覚を持ち生活する」
ということを新成人は意識しなければいけませんが、
この成人式という儀式について
注意しなければいけないことというのがあります。

その最も大きなものに「飲酒」があります。

中には「成人式が終われば誕生日が来てなくてもお酒は飲めるのか？」
というような質問を見かけることもあります。

この成人式と飲酒についての関係についてお話ししておきましょう。

『成人式と飲酒』

・法的な問題。
まず、法的に飲酒が可能な年齢というと
「満２０歳を迎えないと飲酒はできない」という法制度になっています。

ですから、成人式が終われば誕生日が来ていなくても
お酒が飲めるということは一切なく、誕生日が来て
「満２０歳」にならなければお酒を飲んではいけない
ということになっています。

・未成年飲酒の罰則
これは提供した側の罰則というのが知られおり、
５０万円以下の罰金というのが法律で定められています。

一方で未成年者側への罰則というとなく、
行政側ができることは酒類の没収と補導
といったことに限られるといわれています。

『成人と飲酒の実際』

昔から大学でいうと、入学後の新歓等で飲酒を勧められ
１８歳程度飲酒するということが慣習的に行われている
大学やサークル等がたくさんありました。

２０００年代以前に大学に進学したという方ですと、
こういった経験をした方もいるのではないでしょうか。

しかし、

２０００年代から大学生の新歓コンパで急性アルコール中毒で
学生が救急車で搬送される等の事件が相次いだことから、
大学側が、新歓コンパへの規制というものを強めており、
こういった大学生の未成年の飲酒ということへの意識が
少しずつ変化していっています。

『成人式で飲酒できない人』

満２０歳しか飲酒するということができなくなっていますから、
１月の第2月曜日以降に誕生日を迎えるという新成人ですと、
成人式で飲酒ということは法的にはできないでしょう。