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春一番の意味と由来、どんな現象なのかまとめてみました!

   

お正月もある程度過ぎて、
バタバタした生活も落ち着いててくると、
テレビ等で「春一番が観測されました」
このようなことを言っている場面を見ることがありますね。

誰もが聞いたことがある単語でありながら、
あまり意味がよくわかっていない人が多い単語だとも言われています。

今回は、春一番の意味と由来
そしてどんな現象なのかということをまとめてみました。


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春一番とは


これは「風」のことで、年が明けて初めて南から強い風が来る場面
これが春一番の基本的な意味になります。

冬から年明けにかけては北よりの風が強くまだまだ寒い時期が続くのですが、
年明けの春一番は、気温の上昇があり、あったかい日になります。

ついで、春一番が吹いた日の翌日は北よりの風が強くなる傾向があり、
寒くなると言われています。


 
ですから、2月から3月の間は、
急に暖かくなったり、寒くなったりいうことを感じるというわけですね。



九州北部で「春一番」のニュース



春一番の由来


春一番というのは気象現象であるということはわかっていただけたかと思います。

この風が春一番と言われるようになった由来というのは諸説あるのですが、
長崎県壱岐郡に郷ノ浦という場所があるのですが、
ここの船がこの風によって船が転覆し、50名以上の死者を出した事件があり、
この郷ノ浦は「春一」とよばれていたことから
「春一番」と多くの人に知られるようになった
といわれています。


ですので、春一番という言葉自体が正式に使われるようになったのは
比較的新しく、1960年ごろだといわれています。

ただし、語源としてはじめて確認できるのは、1800年ごろであり、
長崎県以外でも春最初に吹く強い風という意味で
「春一番」という言葉は使われていたそうです。


また、この風と気温の変化というのは大きなものであるので、
気象庁そのものは1950年ごろから観測を行っていました。



春一番の影響


代表的な春一番での現象(事故)には1978年に
東京で春一番によって発生した竜巻により、
電車が橋の上で転覆したというような事件。

そして、上述の長崎県壱岐郡で起きた海難事故が知られています。


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春一番という呼び方について


今ではニュースや新聞等で「春一番」というような呼び方で統一されてはいますが、
北陸地方、特に石川県では、この2月ごろに吹く南の風を
『ぼんぼろ風』とも呼ぶそうです。



春一番は毎年発生するのかということ


この春一番という風は季節の影響を強く受けるというお話しをしましたが、
毎年発生しているわけではなく、春一番が発生しなかった年というのもあります。

近々のことをお話ししますと、2012年には春一番は発生しなかったと言われていて
10年に1~2年程度春一番が発生していない年があるようです。



春一番と似た気象現象「木枯らし」について


春一番と同じように強い風の呼称に
「木枯らし」があります。

これと春一番の共通点は強い風が吹くということ、
違いは風が吹いてくる方向で、
春一番は南の風であるのに対して、
木枯らしは北の風になります。


ですから、木枯らしが吹くと、冬型の気圧配置になり、
気温が下がるということが予想できます。


また、春一番は2月から3月にかけて吹くことが多いのですが、
木枯らしについては10月から11月で秋の終盤になると吹くといわれています。

なお、日本海側と太平洋側では木枯らしについての認識がちょっと違っていて、
主に太平洋側で吹くものを木枯らしというそうです。

日本海側から太平洋側に風が抜けるに際して雨や雪を降らせ、
その後乾燥した風が太平洋側に吹くというメカニズムだそうです。



春一番についてまとめ


春一番の意味と由来、そしてどんな現象なのかということをまとめてみました。

ほとんとの方が毎日のように天気予報をみているでしょうが、
実は春一番の意味を知らなかったという方も多いのではないでしょうか?
気象用語というのは調べてみると結構おもしろいですよ。



“春一番”の気配



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